保護猫・ペットショップ・ブリーダーの違いを比較|それぞれの特徴と、迎える前に知っておきたいこと

「猫を迎えたいけど、保護猫?ペットショップ?ブリーダー?何が違うの…?」最初の一歩で立ち止まってしまう方は多いはずです。わが家も、それぞれの違いや手続きが分からず調べ回りました。その結果わかった3つのルートの特徴と、日本のペット流通が抱える背景まで正直にお伝えします。読み終える頃には、自分と猫に合った迎え方を、納得して選べるようになるはずです。

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猫との出会い方は、大きく分けて3つ(+番外編)

ラグドールの子猫を家に迎えた様子

まずは費用感を一覧で比較

猫を迎える方法には、大きく分けて「保護猫」「ペットショップ」「ブリーダー」の3つがあります。まずは費用感と、それぞれどんな人に向いているかを表で見てみましょう。

出会い方費用の目安向いている人
保護猫無料〜5万円台程度じっくり相性を見ながら迎えたい人、費用を抑えたい人
ペットショップ10万〜40万円程度が中心手続きの分かりやすさ・すぐに出会える点を重視する人
ブリーダー10万〜30万円程度が中心猫種・血統・親猫の情報を重視したい人

自治体からの譲渡は無料の場合が多い一方、保護団体では医療費などの一部として2万〜5万円程度を負担するケースが一般的だと言われています。ペットショップやブリーダーの価格は、猫種や月齢、店舗・繁殖者によって幅が大きく、あくまで目安として捉えていただくのがよいでしょう。

しょうちゃん
しょうちゃん

ぼくらって結局どこから来たんだっけ?そもそも猫を迎えるのって、どんなやり方があるの?

こんな風に、猫たちの側から見ても「出会い方」にはいろんなルートがあります。それぞれの特徴を、順番に見ていきましょう。

各ルートのおおよその初期費用感

保護猫は、自治体の動物愛護センターでは譲渡費用を無料としているケースが多くあります。一方、民間の保護団体では、ワクチン接種、血液検査、寄生虫駆除、不妊・去勢手術、マイクロチップなど、保護期間中にかかった医療費の一部として、2万〜5万円程度を譲渡希望者が負担するのが一般的だと言われています。団体によっては5万円台となるほか、自宅まで届けてもらう際の交通費が別途必要になることもあるようです。「保護猫は無料でもらえる」というより、猫の販売代金はかからないものの、すでに実施された医療処置の実費を分担する仕組みと考えるのが実態に近いという声もあります。

ペットショップでは、猫種や月齢によって価格帯に幅がありますが、10万〜40万円程度、中心価格帯は20万円前後と言われることが多いようです。ただし、店頭表示されている「生体価格」以外に、ワクチン代、マイクロチップ関連費用、健康診断、生命保障、ペット保険、フード定期契約などが加わる場合があるため、生体価格ではなく最終的な支払総額を確認することが重要だとされています。

ブリーダーでは、一般的な家庭向けの猫で10万〜30万円程度、希少猫種や優良血統では40万〜50万円以上になることがあると言われています。ペットショップを経由しないため安くなるイメージを持たれやすいものの、必ずしもブリーダーの方が安いとは限らないとの指摘もあります。

保護猫の譲渡条件として挙げられることが多い項目

保護猫の譲渡条件は、全国で統一されているわけではなく、自治体や団体、猫の年齢・性格によっても異なると言われています。一般的には、次のような項目が挙げられることが多いようです。

  • 面談・アンケート:家族構成、飼育経験、先住動物の有無、猫が病気になった際の通院体制などを確認される
  • トライアル期間:正式譲渡の前に2週間〜1か月程度のお試し飼育期間を設けるケースが多い
  • 居住環境の確認:ペット飼育可能な住宅か、完全室内飼育ができるか、脱走防止対策があるかなど
  • 単身者・高齢者の可否:一律に不可とするわけではないが、後見人・継続飼育者を求められることがある
  • そのほか:終生飼育の約束、未手術の場合の不妊・去勢手術、繁殖や転売の禁止など

これらの条件は、希望者を排除するというより、再度の飼育放棄や脱走を防ぎ、その猫に合う家庭を選ぶことを目的としているという説明が一般的なようです。

ペットショップ/ブリーダーでの購入手続きの一般的な流れ

ペットショップとブリーダーは、どちらも営利目的で猫を販売する「第一種動物取扱業」に該当します。法律上、猫を販売する際には、購入者が実際の猫を確認する「現物確認」と、猫の特徴や飼育方法などについて文書を使った「対面説明」が必要とされており、インターネット上の写真や動画だけを見て、対面せずに売買を完結させることはできません。

ペットショップの場合、一般的には、店頭やウェブサイトで猫を探す→実際の猫を確認する→重要事項の対面説明を受ける→総額と契約内容を確認する→契約・支払い→猫と必要書類を受け取る、という流れになると言われています。

ブリーダーの場合は、希望する猫やブリーダーを探す→問い合わせ→猫舎見学→予約・契約→引渡し日を待つ→引渡しと書類の受取り、という流れが一般的なようです。法律上、生後56日を経過していない子猫の販売・引渡しは禁止されているため、最短でも生後57日目以降の引渡しとなります。

いずれのルートでも、購入者は猫を迎えた後、環境省の登録システムでマイクロチップの登録情報を自分の氏名・住所・連絡先へ変更登録する必要があるとされています。

3ルートの違いを簡潔に表すと

保護猫
購入ではなく命を引き継ぐ仕組みで、費用は比較的低い一方、面談・住環境確認・トライアルなどの譲渡審査があると言われています。

ペットショップ
複数の猫を店頭で比較しやすく、用品や保険も一か所で準備しやすい反面、生体価格以外のサービスを含めた総額確認が重要だという声もあります。

ブリーダー
猫種や血統を指定して探しやすく、親猫や飼育環境を直接確認できる可能性がある一方、繁殖・飼育方針の差が大きいとも言われています。

ペットショップ:日本ではおなじみ。でも、世界では少数派?

マンチカンの子猫がペットショップで売られている様子

法律で決まっていること

ペットショップで猫を販売する際には、動物愛護管理法に基づき、マイクロチップの装着・登録が義務づけられています。また、購入者に対する対面説明・現物確認も法律上義務化されています。

ママちゃんの疑問「海外にはペットショップがないって、本当なの?」

ママちゃん
ママちゃん

そういえば、海外にはペットショップがないって聞いたことがあるんだけど、本当なの?

パパちゃん
パパちゃん

え、そうなの?日本だとショッピングモールとかで普通に見かけるけど…

ショーケース販売は日本独特の文化

猫実先生
猫実先生

日本のように、犬や猫をショーケースに入れて展示販売するペットショップは、欧米ではほとんど見られないんですよ。

たとえばイギリスでは、生体展示販売が禁止されています。フランスでも2024年に法律で正式に禁止されました。そのため、こうした国々では、信頼できるブリーダーを直接訪ねるか、動物保護団体が運営するシェルターで出会う方法が一般的だと言われています。

パパちゃん
パパちゃん

じゃあ、日本のやり方が世界的に見て珍しいってことなんですね。

猫実先生
猫実先生

日本では一般的な販売方法である一方、海外では第三者による犬猫販売を禁止・制限する国や地域が増えている、という表現が実態に近いかもしれませんね。どちらが良い悪いというより、そういう違いがあるんだと知っておいていただけたらと思います。

知っておきたい、流通の裏側で指摘されていること

猫実先生
猫実先生

日本のペットショップ流通については、安易な衝動買いや飼育放棄を生み出す温床になっていると指摘されることがあります。また、仕入れ先の一部には、劣悪な環境で大量生産を行う「パピーミル」が存在することや、不要になった繁殖猫や売れ残った個体を引き取る「引き取り屋」の存在が、大きな課題として指摘されています。

パパちゃん
パパちゃん

それを聞くと、ちょっと複雑な気持ちになりますね…。

猫実先生
猫実先生

日本国内の犬猫殺処分数は、約10年前の20万頭規模から、令和3年度には14,457頭にまで減少しています。ただ、減ってはいるものの、遺棄や虐待、多頭飼育崩壊による保護は今も絶えないと言われています。ペットショップという仕組み自体がすべて悪いということではなく、こうした背景があることを知っておくことも大切だと思いますよ。

ペットショップを選ぶ人が挙げる利点

ペットショップについては課題が指摘される一方、次のような利便性が挙げられることも多いようです。

  • 店舗へ足を運びやすい:駅の近くやショッピングモールなど、日常生活の中で立ち寄りやすい場所に出店していることが多い
  • 飼育用品を一度に揃えられる:子猫が食べているフードや使っている猫砂を、そのまま同じ商品で購入できる場合がある
  • 飼育相談の窓口がある:迎えた後もフードやしつけなどについて相談できる店舗がある
  • 購入手続きが分かりやすい:契約から支払い、マイクロチップの名義変更まで一か所で案内してもらえる

優良なペットショップを見極めるポイント
第一種動物取扱業の登録を受けていることは、営業するための最低条件であり、それだけで店舗の質が保証されるわけではないと言われています。次のような点を総合的に確認することが勧められています。

  • 第一種動物取扱業の標識が掲示されている
  • 子猫の出身や繁殖者について具体的に説明できる
  • 販売されている月齢が生後57日目以降になっている
  • 店内と飼育スペースが清潔に保たれている
  • 子猫の健康状態を丁寧に説明してくれる
  • 購入を急がせない
  • 購入後の相談内容が具体的である

ペットショップには立ち寄りやすさという利点がある一方、店舗を通す仕組みでは親猫や出生環境を直接確認しにくいという面もあると言われています。「ペットショップだから良い・悪い」と一括りにせず、子猫の出身や生育環境、契約内容まで確認し、信頼できる店舗かを見極めることが大切だとされています。

ブリーダー:特定の猫種を探しやすく、生育背景も確認しやすい

ノルウェージャンフォレストキャットのブリーダー

ブリーダーから迎える方法の特徴

ブリーダーから猫を迎える方法の特徴は、子猫を繁殖・育成した人から直接説明を受けられることです。子猫の性格や健康状態だけでなく、親猫の特徴、生まれてからの過ごし方、兄弟猫との関係なども詳しく確認できる可能性があります。

一方、「ブリーダー」と名乗っていても、飼育環境や繁殖方針、健康管理の水準は一律ではありません。日本では、ブリーダーを含む販売業者に対して、購入者が実際の猫を確認することと、品種、生年月日、健康状態、飼育方法などの重要事項について、文書を使った対面説明を行うことが義務付けられています。

ブリーダーから迎える際に確認したいポイント

猫舎や飼育場所を見学できるか

子猫が実際に育てられている場所を見学できるかは、大事な確認ポイントの一つと言われています。実際の環境を見ることで、衛生状態や飼育頭数、猫同士の関わり方などを確認できます。ただし、出産直後の母猫やワクチン接種前の子猫がいる部屋では、感染症の持込みを防ぐため見学が制限されることもあるようです。見学を一切認めず、飼育場所とは関係のない場所でしか子猫を見せない場合は、慎重に判断したほうがよいという声もあります。

親猫と会えるか

可能であれば、子猫の母猫にも会わせてもらうことが勧められています。体格や性格、健康状態を確認できるためです。父猫には必ず対面できるとは限らないため、その場合は写真や健康診断・遺伝子検査の情報を確認するとよいとされています。

飼育環境が清潔に保たれているか

排泄物が放置されていないか、いつでも新鮮な水を飲めるか、猫が休める寝床があるかなど、見た目だけでなく猫が健康的に生活できる環境かを確認することが大切だと言われています。

子猫がどのように育てられているか

生年月日、親猫や兄弟猫といつまで過ごしたか、現在食べているフード、普段の性格や遊び方なども確認しておきたいポイントです。

健康記録や検査結果を確認できるか

ワクチン接種証明書、健康診断の記録、寄生虫検査の記録、親猫の遺伝子検査など、口頭説明だけでなく書類で確認することが勧められています。

質問へ具体的に答えてくれるか、購入を急がせないか

良い点だけでなく、品種特有の飼いにくさやかかりやすい病気なども説明してくれるか、そして「今日中に決めないと」と強く契約を迫らないかも、信頼できるブリーダーかどうかの判断材料になると言われています。

特定の品種を希望する人にブリーダーが選ばれやすい理由

ブリーダーは特定の猫種を専門または中心に繁殖していることが多く、「この猫種と暮らしたい」という希望が明確な人に選ばれやすい傾向があると言われています。同じ猫種を長く育てているブリーダーであれば、成猫になったときの大きさや活動量、お手入れの頻度など、実際の飼育経験に基づいた説明を受けられることもあるようです。

ただし、猫種ごとの性格説明はあくまで一般的な傾向であり、個体差があります。「この猫種だから必ずおとなしい」といった保証はできない、という点も踏まえておくとよいでしょう。

親猫や血統を確認できることも利点の一つですが、血統書は健康や性格を保証する書類ではありません。純血種には品種によって注意したい遺伝性疾患が知られている場合もあるため、どのような検査を行っているかまで確認することが推奨されています。

「猫種を選べること」と「理想どおりになること」は別

ブリーダーから迎える方法は、特定の猫種や毛色を希望する人にとって候補を探しやすい方法です。一方、純血種であっても、性格や健康、成長後の体格が完全に予測できるわけではありません。希望する見た目の子猫を販売しているかだけでなく、親猫と子猫の健康や福祉を優先しているかを確認することが大切だとされています。

保護猫:センター・保護猫カフェ・シェルターから迎える

保護猫の譲渡会の様子

どんな猫たちがいるの?

保護猫は、虐待、遺棄、多頭飼育崩壊などによって保護された猫や、行政(動物愛護センター)に収容された猫のことです。動物愛護センター、保護猫カフェ、シェルターなどを通じて、里親に譲渡されます。

数字で見る、日本の現在地

ゆうまさん
ゆうまさん

ぼくはこうしてお迎えしてもらえたけど…おうちが決まらないまま過ごしてる子も、いるのかな。

こうした数字を見ると、複雑な気持ちになる方もいるかもしれません。それでも、保護猫という選択肢があること、そしてその仕組みを知っておくことは、猫を迎えようとするすべての人にとって意味のあることだと思います。

うちの猫たちのお迎えルートについて

しょうちゃん
しょうちゃん

しょうちゃんは、ママちゃんがまだ一人暮らしをしていた頃、アメリカンショートヘアと暮らしたいという思いから、近所にあった大手ペットショップへ様子を見に行ったのが出会いのきっかけでした。アメリカンショートヘアの子が何頭かいる中、一番きらきらした目で近寄ってきたのがしょうちゃんで、見に行っただけのはずが、あまりの可愛さにその場でお迎えを決めてしまいました。

その大手ペットショップについては、後になって飼育・繁殖環境について色々な問題点が指摘されているところだと知ったのですが、しょうちゃん自身は特にトラブルや疾患もなく、お迎え当初から現在に至るまで健康に過ごしています。

ゆうまさん
ゆうまさん

一方のゆうまさんは、パパちゃんとママちゃんが暮らし始めて1年ほど経った頃にお迎えしました。パパちゃんが大好きなエキゾチックをお迎えしたくて有名ブリーダーサイトを見ていたところ、行ける距離に写真がとても可愛いエキゾチックがいることが分かり、数日後にはすぐに見に行くことに。

実物は写真以上に可愛らしかったのですが、飼育環境が少し気になる様子で、かわいそうに感じたこともあり、近所のコンビニですぐに費用を用意して、その場で連れて帰ることにしたそうです。帰りの車内は、ゆうまさんの体に染みついたニオイでかなり大変なことになったのを覚えてます。また、虫の駆除やワクチンは済んでいるとの説明でしたが、便から寄生虫が確認され、耳ダニもかなりひどい状態だったため、すぐに動物病院で処置を受けることになりました(あわせて猫風邪もひいていたそうです)。このときの対応については、後ほど「保護した猫のノミ・寄生虫」の章で改めて安全基準に沿って解説します。

かなり心配した時期もありましたが、その後は特に大きなトラブルもなく、むしろしょうちゃんよりも元気に育ってます。。振り返ってみると、環境が整っていないブリーダーも実際にいるのだと、身をもって感じる経験になったといいます。

【番外編】外で暮らしていた猫を、保護してあげたいと思ったら

猫を保護しようとしている女性

まず確認すべきは「本当に飼い主さんがいないか」

猫実先生
猫実先生

外で猫を見かけて「保護してあげたい」と思ったとき、まず確認していただきたいのが、本当に飼い主さんがいないかどうかなんです。

一時的な脱走で外に出ているだけの飼い猫かもしれませんし、地域住民が共同でお世話をしている「地域猫」という可能性もあります。確認せずに連れ帰ってしまうと、後で大きなトラブルになることがあるため、面倒を見ている人や近隣の方から、まずは十分に情報収集をすることが大切だと言われています。

家に入れる前に、まっすぐ動物病院へ

猫実先生
猫実先生

無事に保護できたとしても、そのまま家に連れて入るのではなく、まずは最寄りの動物病院へ連れて行っていただきたいんです。

外で暮らしていた猫は、一見健康そうに見えても、感染症や寄生虫を抱えている可能性が高いと言われています。具体的な症状のサインや受診の目安については、このあと詳しくお話ししますね。

焦らない。警戒心が強いのは当たり前

猫実先生
猫実先生

過酷な環境で生きてきた猫は、警戒心がとても強く、すぐには懐いてくれないことも多いんです。無理に触ったり捕まえたりせず、ゆっくり時間をかけて、たっぷり愛情を注ぎながら見守ってあげてくださいね。

【要注意】保護した猫に多い「ノミ」— 気づいたらすぐ動くべき理由

こんなサインが出ていたら要注意

猫実先生
猫実先生

外で暮らしていた猫を保護したときに、特に気をつけていただきたいのが「ノミ」なんです。次のようなサインがないか、確認してみてください。

  • しきりに体をかゆがる
  • ブラッシングの際、毛の中に黒い小さな粒が取れる
  • その粒を水で濡らすと、赤黒い色が染み出す

放っておくとどうなる?

猫実先生
猫実先生

ノミは、1日に平均30個ほどの卵を産み続けると言われています。暖房の効いた室内では、冬でも孵化して大繁殖してしまうことがあり、同居している猫や、ご家族にも被害が広がる可能性があります。ですので、「様子を見てよい」という基準は、基本的にないと考えていただいた方がよいですね。

自宅でできること/やってはいけないこと

猫実先生
猫実先生

自宅でできる対応としては、動物病院での検査が終わるまで、先住猫と完全に隔離して過ごさせてあげることが大切です。

一方で、市販の安価なノミ取り首輪などを自己判断で使うのは避けていただきたいんです。十分な駆除効果が得られないだけでなく、不適切な薬物摂取による体調不良や皮膚トラブルを招く危険があると言われています。

動物病院へ行くべきサイン

猫実先生
猫実先生

異常にかゆがる様子が見られたとき、濡らすと赤黒くなるフンを見つけたとき、あるいはノミの虫体そのものを目にしたときは、様子を見ずに直ちに受診していただくことをおすすめします。動物病院で処方される専用の滴下薬であれば、安全かつ確実にノミを駆除できると言われていますよ。

どのルートで迎えても共通:先住猫がいる場合のステップ

ワクチン・健康確認が済むまで、絶対に接触させない

新しく迎える猫のワクチン接種が完了し、感染症や寄生虫がないことを動物病院で確認するまでは、先住猫と絶対に直接接触させないことが大切です。

隔離 → ニオイの交換 → ケージ越しの対面、と段階を踏む

  • 空間的な隔離からスタート:最初は部屋を分け、声や気配、ニオイに慣れさせる
  • ニオイの交換:それぞれのニオイがついた愛用のベッドやおもちゃを交換し、環境の変化に慣れさせる
  • ケージ越しの対面:お互いに慣れてきたら、新入り猫をケージに入れた状態で対面させ、様子を確認する

何よりも「先住猫を最優先」。相性が合わなければ棲み分けでいい

新入り猫に注目が集まりがちですが、何事も先住猫を優先してお世話をし、今まで以上のケアと愛情を注ぐことが大切だと言われています。どうしても相性が合わない場合は、接触を断って別の部屋で生活を分ける「棲み分け」も選択肢の一つです。猫は無駄な争いを避ける性質があるため、十分な居場所や食事、トイレが確保されていれば、付かず離れずうまく棲み分けることができるとされています。

まとめ

パパちゃん
パパちゃん

保護猫、ペットショップ、ブリーダー…どれが正解ってわけじゃなくて、それぞれに事情があるんだなって、今回改めて分かった気がする。

しょうちゃん
しょうちゃん

どこから来たかより、今どう暮らしてるかだよね。ぼくはぼくで、今こうして元気に過ごせてるんだから、それで十分じゃないかなぁ。

ゆうまさん
ゆうまさん

ぼくは…どの子にも、ちゃんとおうちが見つかるといいなって思うよ。

ママちゃん
ママちゃん

比べてみて、それぞれのルートに良さと大変さがあるんだなって分かった。どこから迎えるにしても、迎えた後のことまでちゃんと考えないとね。

パパちゃん
パパちゃん

うん。大事なのは、どこから迎えたかよりも、迎えた後に最期まで責任を持つことなんだよね。

猫実先生
猫実先生

今日は3つのルートについてお話ししましたが、どの選択も否定されるものではありません。大切なのは、迎える前にご自身の環境と気持ちをしっかり整えておくことです。もし外で暮らしていた猫を保護した場合は、家に入れる前に必ず動物病院へ連れて行ってあげてくださいね。かゆがる様子や黒い粒に気づいたら、様子を見ずにすぐ受診することをおすすめします。気になることがあれば、早めに獣医師さんに相談してくださいね。